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地権者4人が「駐屯地建設工事差止仮処分」を申立て! 佐賀空港オスプレイ配備ストップへ、支援の輪を広げよう

 8月29日、自衛隊新基地建設予定地の地権者である古賀初次さんら4名が、「佐賀空港自衛隊駐屯地建設工事差止仮処分命令申し立て」を佐賀地方裁判所にされました。

 

 その地で暮らす人たちの権利を踏みにじって強行する国の姿勢は、成田空港建設や、沖縄の辺野古・高江、南西諸島における新基地建設の件においても見られてきました。佐賀空港の新基地建設に関しても同様です。

 

 地権者の方々の完全な同意を得ることなく、防衛省は6月12日に工事を強行に始めました。このような中、4人の地権者の方々が勇気をもって「最後の手段」に立ち上がられました(その背後には古賀さんたちと思いを共有される方々の思いもあることを忘れてはならないと思います)。

 

 昼下がりの酷暑の中、申し立てを行う地権者と弁護士たちを先頭に、各地から駆けつけた100人を優に超える支援者たちによる裁判所への〝行進〟が行われました。

 

 古賀さんは、申立書提出後「国は私たちの声は全然聴く術もなく、工事をどんどんどんどん進めている。もうあの姿を見たら本当に歯がゆい思いでいっぱいです…。私たちの声を国に届けるには、裁判しかない」と語られました。いつものように訥々と思いを語られる姿に胸が熱くなりました。

 

 また、弁護団長の東島弁護士は「国は、一部の地権者の問題に矮小化していますが、佐賀空港の軍事基地化は、日本政府が行っている軍拡と切り離すことは出来ません。戦争が起きれば、必ず佐賀が攻撃対象となります。これはみんなの問題です。だから、幅広い人たちの支援をお願いします」と語られました。

 

 これは〝宝の海〟〝平和な空〟〝安心して暮らせる大地〟を、こどもたちに手渡してゆくための、みんなの闘いです。是非『オスプレイ裁判支援市民の会』に入会してください。

 

 また市民の会では、毎月1回、多くの市民の方々に訴えるための、「基地建設反対」アピール活動なども今後行って行く予定です。ホームページなどを見ていただき、是非この活動にご参加下さい。

 

 国が〝争いの種まき〟をするのならば、私たちはみんなで〝平和の種まき〟をしてゆきましょう。(副代表・野中宏樹)